私に「仕事」というものを教えてくれた師匠について
高校卒業後、地元のスーパーマーケットの正社員として勤務することになった私が体験したお話です。
私は別にこの仕事がやりたいと思い入社した訳ではありませんが、高校時代に食品工場で少しアルバイトしていたので、その商品を現場でどのようにして売っているのか知りたかっただけでした。
入社後、約1ヵ月の研修を経て現場に配属されました。
部署は惣菜部門。
そして店舗は、数ある店舗の中でも売上1位2位を争う優良店舗でした。
その店舗の惣菜部門は
・正社員3名(主任と新人2名)
・準社員1名
・パート約8名
でした。
師匠との出会い。
働き初めてすぐにあるパートさんが色々と教えてくれました。
年齢は当時の私より4つ上の女性の方です。すごく仕事ができるエース的な存在でした。
そう、師匠です。
何も分からない私に、仕事のやり方や考え方など様々なことを教えてくれました。
本当に基礎を教えてもらったと思います。
そして、それは今でもすごく役立っています。
内容は単純なことなのかもしれませんが、この考え方ができるかできないかで大きく仕事の効率が変わってくると思います。
私は仕事ができる人とできない人の「差」は、これだと思っています。
師匠の教え
「時間を無駄にするな」ということです。
具体的にいうと、
コロッケや唐揚げなどを揚げながら、
→天ぷらを揚げる、
→その間に洗い物や片付けをする。
また、更に何ができるか考える。
(魚を焼くやチキンを焼くカレーを煮込むなど)
といった感じです。
空いた時間を上手く使い効率よく動けということです。
当たり前ですが、これはどんな仕事でも非常に大切なことです。
私は普段はダラダラしていますが、仕事モードになると師匠の教えを意識して仕事をしています。
その他にも、師匠には本当に様々なことを教えて頂きました。
ありがとうございました。
もちろん、主任や準社員さん、パートさん達からも本当に色々なことを教わりました。
※主任はとても器の大きい人でした。
社会人一年生だった私を温かく迎えてくれた皆さんに感謝しています。
最後に、この会社の入社後新人研修でも社会人として学ぶべきことを本当にたくさん教えていただきました。
そして、私が今でもに強く残っていること。
ある日の営業本部長さんの話し
天才とは1%の才能と99%の努力と言いますが、私は逆だと思います。
天才とは99%の才能と1%の努力だと思います。
だから、凡人は努力しても天才には勝てません。
センスの無い人間はセンスの有る人間には勝てません。
だから皆さん自分のセンスを見つけて下さい。
センスに気付いて下さい。
そして、それを磨いて伸ばしていって下さい。
それは貴方にしかできません。
(新人研修時、営業本部長の話)
当時の私には衝撃的な発想で、何か感じるものがありました。
今でも色んな意味でたまにふと考えさせられます。
では今回はこれで終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。
「時は金なり」