あめの音ブログ

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製造業「ヒヤリハット」「リスクアセスメント」について

どうも『ぴんすと』です。

製造業では、「ヒヤリハット」「リスクアセスメント」という言葉もよく使われています。

「ヒヤリハット」

危ないことが起こったが、幸い大きな事故や怪我に至らなかったというケース。

「ハインリッヒの法則」と言って、(1:29:300の法則とも言う)1件の重大な事故の裏には、29件の軽微な事故があり、更に300件のヒヤリハットがあると言われています。

ヒヤリハットの報告を受け、原因をしっかりと調査し、改善することで重大な事故を防ぐことができるというわけです。

 

「リスクアセスメント」

リスク=危険、アセスメント=評価、危険を評価するということ。

危険性や有害性の特定し、リスクの見積りを行い、優先度の設定、リスク低減措置の決定という一連の手順をいい、事業者は、その結果に基づいて適切な労働災害防止対策を講じる必要があるというもの。

 

危険を伴う作業を行う際、どの程度のリスクがある作業であり、すぐに対応しなければならない危ない状態なのか?危険ではあるがそれほど重要視することはないようなことなのか?というようなことを各項目で点数を付け判断する。

リスクレベルを決める点数の付け方には「リスクアセスメントシート」を使用する。

1、危険な状態が発生する頻度。(その危険作業を行う頻度)

2、その危険源によってケガをする可能性

3、ケガをしたときの重大性。(ケガの度合い)

各項目で点数を付け、リスクを4段階に分け、どう対応するか判断する。

 

製造業では、月に1件~2件「ヒヤリハット」や「リスクアセスメント」の提出をノルマとしている会社が多いです。

これがなかなか面倒で、会社によってはリスクⅢ以上の安全衛生上問題があるとされた事項については自分で対策案を考えろと言われることもあります。そのためその会社では、わざとリスクが低い事案を提出しノルマをこなすようにしている人が多数です。

しかし、これでは本来の「リスクアセスメント」の意味がなくなってしまっているように思います。

そもそも現場の作業者の報告を受け、対応しなければならないのは事業者や管理者です。現場の作業者も自分でできることはしなければならないが、できないことが多く、特に現場では対応できないようなことにリスクの高い危険な事案が多い。

そして、現場の作業者も面倒だと思わず、自分の身の安全に係ることなので真剣に考え、より安全な職場環境になるように努めることも大事な仕事です。

 

では、今回はこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

 

「工場では、安全に対する意識が高い人は上からの評価も高いです」

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