どうも『ぴんすと』です。
製造業で働くなら「SDS」という言葉も非常に重要です。
以前は、「MSDS」と言われていましたが、2012年頃に国際規格である「SDS」に変更されたみたいです。
「MSDS」とは?日本の規格みたいなもので、Material Safety Data Sheet の略称、化学物質等安全データシートと言います。
「SDS」は、Safety Data Sheet の略称、安全データシート。
簡単に言うと「M」のMaterialがなくなり、日本規格から国際規格になったという感じっぽいです。
また、記載内容はほぼ同じですが、項目や順序も世界規格に統一するということみたいです。
※詳しくは下記へ
https://www.nite.go.jp/chem/ghs/pdf/ghs_training_content3.pdf
「SDS」では、16項目の形式になっており、
1、化学品及び会社情報
2、危険有害性の要約
3、組成及び成分情報
4、応急措置
5、火災時の措置
6、漏出時の措置
7、取扱い及び保管上の注意
8、ばく露防止及び保護措置
9、物理的及び化学的性質
10、安定性及び反応性
11、有害性情報
12、環境影響情報
13、廃棄上の注意
14、輸送上の注意
15、適用法令
16、その他の情報
このように化学物質に携わる作業者が、人体に与える影響や有毒性、事故発生時の対処法方など非常に重要なことが記載されています。
そんな重要な「SDS」についての考え方!
まず、この「SDS」がどこに保管されているかということを全員が知っていなければなりません。
新人が入ってきて最初教えるべきことは、避難経路と災害や事故発生時にやるべきこと、そして作業上の危険源や現場作業で必要な安全の知識です。
特に使っている化学物質の危険性、有害性の説明と「SDS」の存在と意味は重要です。
SDSの保管場所と、ある程度の記載内容は、作業者には必ず教えなければならないことなのですが、なかなか知らない人が多いという現場の現状だと思います。
「SDS」を知るということは、自分の身を守るためと作業場の仲間の身を守るため、また地域の安全を守るためでもあります。
事故が起こった時、迅速な行動ができるようになっておくことも危険な化学物質を扱う作業者の仕事です。
では、今回はこれで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。
「製造業で非常に大事なことだが理解していない人は多い」